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ARCLEシンポジウム「振り返りリーフ」について

振り返りの木 全体

12月7日(日)に上智大学・ベネッセ英語教育シンポジウムを開催しました。その中で、プログラム内容を振り返って、参加者に「振り返りリーフ」を記入いただき、「振り返りの木」に貼り、参加者同士で共有を行いました。

振り返りの木 部分

シンポジウム参加者は、当日考えたこと、新たに立てた目標などを思い出しながら、引き続き、その目標を行動に移すエネルギーにしていただくため、また、参加されていない方には、さまざまな立場の参加者の振り返りを読み、新たな示唆などを得て、自ら変化するための行動の一歩を踏み出すきっかけになればと、リーフに記述された内容をご紹介させていただきます。


「振り返りリーフ」作成の目的

1.シンポジウムプログラム(講演・調査報告・指導実践・研究発表)を通して考えたことをもとに、それぞれの立場で、自分自身の指導観・教育観を振り返る。

それぞれの立場とは?

  • □現場の教員⇒生徒に直接指導を行う
  • □研究者⇒研究と実践をつなぐ、教員を養成する
  • □行政⇒教員に研修などを行う
  • □学生⇒現在は指導される立場である、今後は生徒を指導する
  • □民間⇒教材、教科書、テストなどを制作する

2.一人一人の振り返りをできるだけ多くの人と共有し、学び合う。

「振り返りリーフ」に記入された内容

1.指導や教育において大切にしていること、 子どもたちにつけてもらいたい力

2.1を踏まえて、これから何をしようと思うか、それは何のためか?

シンポジウムで理事が選んだリーフの紹介(全て原文のまま掲載しています)

※( )の中は当日のリーフ番号を指します。 ※ 画像をクリックすると拡大します。

高校教員・・・・教員になったばかりのころは知識を詰め込むことだと思っていたが、経験を通して学ぶことの楽しさに気付き自ら調べ英語を使ってみることが教員の責務だと思うようになった。(68)
学生・・・・「変化」は教員・生徒(児童)のみにふりかかるのではなく、「親(保護者)」にもふりかかる。自分が受けてきた教育と子ども達の教育に大きな違いがあることで、良い場合と悪い場合があるのではないだろうか。(98)
教育行政関係者・・・・調査の結果は、日頃感じていること、現場で感じていたことが現れていると感じた。(解釈の仕方にもよるが)、子供の意欲をのばす指導と、英語力をつける指導は同じ方向を向いていると感じた。(213)
高校教員・・・・英語に関する意識について、「英語のテストでいい点をとりたい」という意識が強いのにどうしてもレベルに合わない教材(難易度が高いもの)を使いがちである。これは、しっかりとレベルを考えて教科書を選ぶ必要があると思った。1点疑問に思うのは大切である事の項目で「英語のテストでいい成績をとる」が低い事である。(220)
中学校・高校教員・・・・やっと受験のための英語の授業という呪縛から解放される。non-native Englishで自ら発信していくことを目指した授業にとり組みたい。(221)
高校教員・・・・英語教員の聞き取り調査の報告にすごく感動しました。このようなコメントを普段の学校の中で教員同志が共有して、互いに学び合える場面を作っていこうとする姿勢が、全ての出発点になっていくと思います。(229)
高校教員・・・・私は子供たちに「間違いを恐れないこと、自分と違うものに対して寛容になること」、この二つを身につけてほしいと考える。そのために、自分の経験を生徒に伝えること、活動の目的や目標を見失うことなく、指導していきたい。(233)

※ 振り返りリーフ内容の一覧はこちら

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