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第1回 研究レポート 上智大学・ベネッセ英語教育シンポジウム2015開催報告(速報)
「『話すこと』の指導と評価をどう始めるか?」−「中高の英語指導に関する調査2015」
(ベネッセ教育総合研究所)と実践事例から考える4技能時代の英語教育−

12月6日(日)に上智大学・ベネッセ英語教育シンポジウムを開催しました。9回目となる今回は、英語4技能の中でもっとも実践が少ないと言われている「話すこと」に特化して、ベネッセ教育総合研究所が中高の英語教員を対象に実施した「中高の英語指導に関する調査2015」の結果や「話すこと」の実践事例などをもとに議論し、日々の授業ですぐに実践いただける「即興でのやりとり」についてワークショップを行いました。240名を超えるたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
当日のプログラムと発表資料、参加者のアンケートでいただいた代表的なコメントを掲載させていただきます。シンポジウム詳細は、3月下旬ごろにご報告いたします。


シンポジウムプログラムと発表資料

■開会挨拶(上智大学 学術交流担当副学長 杉村 美紀)

■調査報告:中高の英語指導の実態と教員の意識
−「中高の英語指導に関する調査2015」(ベネッセ教育総合研究所)−

根岸 雅史(東京外国語大学)、酒井 英樹(信州大学)、木 亜希子(青山学院大学)、工藤 洋路(玉川大学)、重松 靖(東京都国分寺市立第二中学校/東京都中学校英語教育研究会会長)、加藤 由美子(ベネッセ教育総合研究所)、福本 優美子(ベネッセ教育総合研究所)

■実践発表:生徒の思考を促し、「話すこと」に導く授業
−高1〜高3までの学校全体での取り組み事例−

松下 信之(大阪府立高津高等学校)

■実践研究:日々の授業で実践する「話すこと」の指導と評価の提案

根岸 雅史(東京外国語大学)、長沼 君主(東海大学)、工藤 洋路(玉川大学)、津久井 貴之(お茶の水女子大学附属高等学校)

■自由討議:中高の英語教育の課題解決に向けて

吉田 研作(上智大学)、田中 茂範(慶應義塾大学)、根岸 雅史(東京外国語大学)、金森 強(関東学院大学)、津久井 貴之(お茶の水女子大学附属高等学校)、松下 信之(大阪府立高津高等学校)

参加者のアンケートでいただいた代表的なコメント

■シンポジウムで一番心に残った気づきや学び

  • ・こどもが自分の成長に気づき、それを認め、達成感を感じることが、学習のモチベーションを高めることにつながるということ。(大学生)
  • ・まずはTry! いろいろな指導をやってみて、振り返って改善!やってみなければ進歩はないな、と思いました。(中学校教員)
  • ・準備→発表の授業から、即興→復習の授業へ。(中学校教員)
  • ・英語に自分の考え、思いを乗せるということ。(中高一貫校教員)
  • ・一つ一つの現象は独立していることではなく、統合的・全体的に見ないといけないということが確認できた。(高校教員)
  • ・生徒に達成感を持たせる。話したくなるしかけを作る。(教育行政関係)
  • ・話すことの指導の上で、発表する力とやりとりする力は別物であることがわかりました。(高校教員)
  • ・楽しい授業を目指しても目的・目標がないと意味がないものだと思いました。(中高一貫校教員)

■明日から行動に移したいと思うこと

  • ・こどもがやる気になる活動を仕込む。(小学校教員)
  • ・まずは話させてみたい。(高校教員)
  • ・さまざまなタイプのアクティビティを経験させる。(高校教員)
  • ・スモールトークを意識して実践したい。(高校教員)
  • ・話し手の指導はもちろんのこと、聞き手の指導も行うこと。(中学校教員)
  • ・生徒に達成感を持たせる。話したくなるしかけを作る。(教育行政関係)
  • ・Speakingのアセスメントの実施面を深く考えたい。いつやるか、どうやるか、時間など(大学生)
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