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第1回 研究会レポート
上智大学・ベネッセ英語教育シンポジウム2020オンライン開催報告(速報)
「これからどのような英語教育が求められるのか〜言葉で『つながる』授業をつくる〜」


【第1部 討論】
「これからどのような英語教育が求められるのか」

発表者・登壇者:吉田 研作(上智大学)/田中 茂範(PEN言語教育サービス)/
 根岸 雅史(東京外国語大学)/アレン玉井 光江(青山学院大学)/金森 強(文教大学)



第1部 討論(撮影会場)

当日の様子

第1部 吉田先生ご発表(参加者画面)

当日の様子

【第2部 実践研究】
「『つながる』英語の授業をつくる 〜対面とオンラインで〜」

発表者:長沼 君主(東海大学)/工藤 洋路(玉川大学)/
     津久井 貴之(大妻中学高等学校)


第2部 研究実践(撮影会場)

当日の様子

第2部 津久井先生のオンデマンド授業(参加者画面)

当日の様子

参加者の皆様の声(アンケートから)

「シンポジウムで一番心に残った気づきや学び・これから取り組もうと思ったこと」
  を参加者アンケートから一部ご紹介します。


  • 【小学校教員】
  • ・講義を聞き、実践授業に参加して、学習者は表現者であり、指導者は学習者の実践のために、ファシリテーター、プロデューサー、自身がよきコミュニケーターであるべきだと思いました。明日から子どもたちとの対面授業で、意識して実践していきたいと思います。
  • ・使える英語、通じる英語を教えていきたいです。そのためには日本語と英語との言語認知の違いや音声の違いなどを英語(外国語)教育者が理解することが必要だと思いました。

  • 【中学校教員・中高一貫校教員】
  • ・New Normal な英語教育において「教員がどのような力を身につけるべきか」という問いに対して、ある目的に向かって全員で協働的に解決していくプロジェクト型の授業を展開し、リサーチ・ディスカッション・プレゼンテーションする力を付けさせることが大事であると感じました。

  • 【高校教員】
  • ・言葉はコミュニケーションのツールである。これを肝に銘じて、社会に貢献しようとする生徒を育成したいと思います。
  • ・同じ題材を用いたオンデマンドや同時双方向型のオンライン授業や対面式授業について、授業者としての違い、生徒としての違いなどを実際に体験して確認することができました。
  • ・先生方の実践を拝見し、オンラインの授業が、必ずしも対面授業に比べて劣っているものではないことに気づきました。
  • ・「生徒のつぶやきを拾う」そのためには「生徒がつぶやいてくれる支持的な風土」を教室につくっていきたいと本気で考えました。言葉を紡ぐことは、人間関係を紡ぐこと、「紡いだ」キャンバス地の上に生徒たちが思い切り自己表現の絵画を描けるように支援したいと思います。

  • 【教育行政関係者・研究者・大学教員】
  • ・これまでは、限定された世界でのつながりだったものが、コロナとデジタルテクノロジーの進化により、一気にバリアフリーにつながることができる世の中になりました。そのような社会を生きていく子供たちと、人とのコミュニケーションやつながりについて共に考えていきたいです。
  • ・オンデマンド、オンライン、対面での指導方法の違いと、Teacher Talkの使い方が参考になりました。特に、Teacher Talkについて、自分なりに変化を加えてみたいと思いました。

  • 【学生】
  • ・これからの英語教育は、学習者自身が表現者になるということを聞き、自分の英語を使って、自信をもって話そうということを将来指導していきたいと思いました。
  • ・オンライン授業は一方的、対面授業は双方向的という固定概念が自分のなかに形成されていたことに気づくことができました。授業方法によっては、どのようなプラットフォームを用いても、双方向にも一方的な授業にもできるということが一番の学びです。

  • 【民間企業】
  • ・教科としての英語ではなく、言語としての英語を子ども達に伝えることが私たちに出来ることであり、この先もどんな方法・媒体であっても変わらない事だと感じました。
  • ・このような状況になったからこそ、あらためて何をどう使って、世界の人とつながるコミュニケーションツールとしての英語の学びを子どもたちに提供していくかを考える機会になりました。
  • ・コロナ禍で対面でのやりとりが制限されるなか、やりとりの活動は難しいと決めつけていました。しかし、対話する力はこれからの時代必ず必要であること、そして対面における口頭でのやりとりにこだわらなくても、対話する力を伸ばす方法はあるということを学べました。


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